自信が持てない…何かに悩む人の多くは、そんな思いが湧くのでしょう。
では、なぜ自信が持てなくなったのか。
それは、自分自身の想いに気がついてないからと思うのです。

カウンセリングやセッションでお話を伺っていくと、子供の頃から周りの人や環境の影響を受け、気が付かないうちに自分の想いに気がつけなくなる方を多く見てきました。

自信＝自分の価値・能力を信ずること。自己を信頼する心
自己を信頼するためには、自分が何を望み、何を思っているのか知って認めることが必要です。

自分の『想い』を知るためには、自分と向き合う自己対話が必要です。

自己対話と聞いても、どうやればいいのか、何が対話になるのか分からない人も多いことでしょう。
なかには「いや、自分のことは知っている」と思っている人も居ると思いますが、それは思考を感じ取っているだけだったりします。
思考は、癖がつきやすく、いつものパターンに陥りやすいものです。

自己対話は、自分と向き合うこと。
他人との会話でも、相手と向き合わずに話せば、伝えたい思いも十分伝わらないこともあります。

自分との対話も同じです。
きちんと向き合う、自分を見つめること、そして、どんな答えが返ってきても、受け止める意識が大切なのです。

自己対話をしていく上で、気をつけなくてないけないことがあります。
それは、『思考の癖が邪魔をする』ということ。

先に書いたように、思考は、周りの影響を受けやすく、癖がついてしまいがちです。
自己対話をしていくと、周りの影響を受けた答えが、あたかも自分の感情のように思い込むこともあるのです。

そこで、自分の想いを知るための方法として、思考を探ってみる方法を使ってみてはいかがでしょう。
この方法は、自分との対話を書き出すことから始めます。
日常の出来事に対して、自分はどんな風に思ったのか、その時の思いを書き出します。

まず今日の出来事を書き、感じた感情を書き出します。
そして、書き出した感情に対して、次の質問を投げかけます。
「どうしてそう感じた？」
「ということはどういうこと？」
「だから何？」

例えば、今日の出来事の中で、誰かとの約束をキャンセルされたとき。
①自分の感情→キャンセルさせれ寂しかった
②どうしてそう感じた？→自分の存在が大切にされていないから
③ということはどういうこと？→自分を大切にしてほしいと思った
④だから何？→自分は大切にされてないと思っている

こんな風に、自分の最初に感じた感情に問を投げかけ探って行く。
「だから何？」の問いで出てくる答えは、本当の自分の『想い』に繋がっていきます。

人の目ばかり気にしたり、人の行動ばかり目について、自分の『想い』を見失うからこそ、自分との信頼関係が揺らいでいきます。
自信のなさを克服するためには、自分の想いを知り、そこを大切にすることから。

解決する答えは、内側にあります。

誰かの想いでは、自分との関係は改善しません。
内側にある答えを知ってこそ、自分をどう受け止めるかができていくのです。

先の「だから何？」に出できた、「自分は大切にされてないと思っている」という想いに気がついたら、その想いに向き合ってみましょう。
否定せず、理解していくからこそ、自分との信頼関係ができていくのです。

自分を信頼するとは、どんな想いも受け止めて認めるということでもあります。
自分を否定したまま、自信を持つことはできません。

まずは、内側にある「自分の想い」に気がついてあげましょう。

今回は、自信がないを克服するために、自分の想いを知っていく大切さと、方法をお伝えしました。

自分の想いを知るために、自分を向き合って対話してみる。
そして、出てきた感情に見つめながら、自分の思考そのものを深く探っていくことで、本当の『想い』を知っていけます。
想いを知ったら、否定せず受け止めていきながら、自分との信頼関係を築いてく。
その先に、自信というものが見えてくるものです。

自信がない…そう思うときには、参考にしていただけたら幸いです。


最後に、自分自身と向き合うには、言葉にしてみることが早い方法です。
身近な話せる人が居たら、自分の感情を話してみる、話せる人が居ないときには、コーチやカウンセラーへ話してみてはいかがでしょう。

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