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自己肯定感が低い人の周りに流される自分を観察する~マインドビューポイント

人との関わりの中で、相手の言葉や視線に目が行き過ぎたり、焦ったり、悩んだりと感情が揺れることはよくあります。
そして、その揺れる感情の中で、苦しくなることもあるし、自分の本当の望みが隠れているのです。

今日は、感情に揺れる自分を客観視してみる、マインドビューポイントを中心に、自分を救うヒントをお伝えします。

いまの状況をどこから見てる?

人との関わりの中で、相手の言葉に動揺したり、焦ってみたり、悩んだりと感情が揺れ動いて苦しくなることがあります。
苦しいと、周りばかりに目が行って、気がつくと相手の言動ばかりを受け止めてしまいます。

『いまの状況』の中には、自分も入っているはずなのに、相手にばかり意識を向け過ぎると、自分の姿は見えていません。
周りにばかり目が行っているということは、渦中でただ横から相手を見ているだけということになります。

その状況の中で、自分はどんな姿をしているでしょう?どんな表情をしているでしょう?
どんな感情をいだいているでしょうか?

そんな自分の姿が、見えてこないのなら、それは見ている位置を変えてみてはいかがでしょう。

マインドビューポイントとは

自分の姿、今の心境を見る位置のことをマインドビューポイントとも呼びます。
マインド=心を見るポイント。

自分自身、自分の心情を見るためには、高い位置から『客観視』する意識が大切です。
俯瞰(ふかん)するとも言いますが、自分の置かれている状況、そこにある人間模様、そして、自分自身を上から客観視する意識です。

それは、まるでドラマを見ているような視点で、どう状況が動いているのか、言葉も仕草も冷静に見る。
その中で、自分はどんな風に見えているのか、それを感じていきます。

最初は、なかなか感覚が掴みづらいかもしれません。
でも、「客観視してみる」「上から見てみる」そう意識しただけでも、自分からの視点から少し意識が離れていきます。

そうして見えてきた自分を感じてあげましょう。

自分は、どんな姿に見えますか?

マインドビューポイントを高め、自分を客観視してみたとき、そこにいる自分は、どんな姿に見えているでしょう?
自分が、どんな風に見えるのか、まずは感じてみる。

幸せそうに見えていますか?
大きく見えていますか?それとも小さく見えているでしょうか?

人との関わりの中で、感情が揺れて苦しいのなら、見えてきた姿は、小さく幸せそうに見えてないかもしれません。
どんな自分を感じるのか、客観的に感じてみてください。

見えて来た自分の姿を救うために

自分と状況を客観視した結果、自分のことが「小さく見えた」「かわいそうに見えた」「悲しげだった」そんな風に見えたなら、そんな自分をそのままにできますか?

見えてきた自分を救えるのは、客観視している『自分』だけです。

救うためには、どうしたらいいでしょう。
まずは、小さな自分を受け止めること、そして次に、その自分が何を言いたいのか、どうしたいのか感じてみてほしいのです。

言いたいことがあるのなら、言葉に出してみる。
最初は、独り言からでもいいんです。
相手にぶつけなくても、言葉を口から出してあげる。
相手にぶつけたい言葉があるなら、その勇気を出してみてもいいのです。

やりたいことを我慢しているのであれば、できること一つからでいいので、自分の希望を叶えてあげましょう。
そうやって、少しずづ小さく見えた自分の存在を大事に扱っていくのです。

そして、時々マインドビューポイントを高めて、自分を何度か客観視してみると、見えている景色も違って見えてくることもあります。
何より、自分のことを見ている自分がいることに気が付き、自己信頼に繋がっていきます。

まとめ

周りの目や状況に振り回されて、感情が揺れるときには、自分の視線が外側にだけ向いていて、自分が見えていない状況にあります。

今回は、そんなときに、マインドビューポイントを高くして、自分と取り囲む状況を客観視してみる意味について書いてみました。

自分の外側にばかり視線がいくと、自分自身を見落としてしまいがちです。
心が安定するためには、自分のことをちゃんと感じられることが大切だと思います。
そして、自分を救うのは自分だということを意識してみてください。

感情が揺れ動くときに、ご自身に当てはめて、参考にしていただけたら幸いです。